自分で行う場合の蜂の巣の駆除方法

自宅で蜂の巣を見つけたら、驚いてしまう人も多いのではないでしょうか。自力で何とかしたいと考える人もいるでしょう。どんな種類の蜂が巣を作ったのかや大きさ、できている場所によっても駆除が可能かは異なります。

スズメバチかどうかと大きさを確認

巣の大きさが15~20cm以上あるかどうかをまずチェックします。15~20cmを越えている大きな物は、自分で駆除するのは難しいかもしれません。外側からは見えづらいですが、巣の中には沢山の蜂がいるからです。小さいものであれば、それほど数は多くないので専門業者ではなくても対応することができます。それから蜂の中でもスズメバチは、人に対して攻撃を仕掛けてきます。そのため自力で駆除するのは危険です。その場合、役所などの自治体に連絡すると駆除してくれることが多いようです。スズメバチ以外の蜂だと、自分で対応するしかありません。

これを準備しておきたい

蜂の巣駆除には、蜂専用の殺虫剤スプレー・軍手・長袖長ズボン・帽子(ヘルメット)等が必要です。殺虫剤スプレーはホームセンターやドラッグストア等で購入することができます。殺虫剤に他の虫に対応しているものもありますが、蜂に対しては蜂専用のものが最も効果を発揮します。それから夏でも長袖を着用するなど肌が露出しないような服装にします。首や手首などが見えないように気を付ける必要があります。作業着などは一般的な服よりも丈夫にできているのでおすすめです。蜂は黒い色に寄って来るので、身に付ける服は白系の色を選ぶようにしましょう。それと厚手の帽子がヘルメットを着用すれば、頭も防御することができます。

駆除の際に気を付けたいポイント

蜂の巣駆除は、動きが鈍くなる夜に行うのが効果的です。昼間だと急いで殺虫剤スプレーを噴射しても、動きが速いので逃げられてしまうことがあります。スプレーを使用する際は、蜂の巣のすぐ側ではなくて少し離れたところから行うようにします。殺虫成分が少しでも体にかかると、蜂はすぐに死んでしまいます。蜂の死骸はすぐに片づけたいところですが、しばらくは放っておくようにしましょう。死骸でも針が動いて刺さってしまうことがあるからです。その後、エサを求めてどこかへ行っていた蜂が帰巣してきます。住みつくのを防ぐために蜂の巣を取り除いた場所に殺虫剤をまいておくのがおすすめです。

まとめ

このようにスズメバチ以外で15~20cm以下の小さい蜂の巣であれば自力で駆除することができます。蜂は活動が鈍くなる夕方や夜を狙って駆除を行う必要があります。殺虫剤スプレーを使用して、少し離れたところから蜂の巣全体に殺虫成分が行き渡るするようにします。ただし、危険であるということはきちんと理解した上で行うようにしてください。自分では危険と判断した場合は、無理をせずハチの巣駆除の専門業者に依頼することをおすすめします。